Windows 8 Developers

Windowsストアアプリ開発とかその他もろもろのブログ。

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http://windows8-developers.hatenablog.com/entry/2013/02/20/155410


WIndowsストアアプリの申請→公開の手順(後篇)

前回エントリでアプリパッケージの作成までをおこないました。今回は最後の仕上げ、ダッシュボード側の手順になります。とはいえ、

手順9:「販売の詳しい情報」の入力

アプリが有料か無料かと、販売する場所を設定します。有料アプリの場合は無料期間の設定有無や価格についてもここで入力する事になります。無料アプリで日本が配布対象の場合はほぼ設定する事はありません。

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手順10:「高度な機能」の入力

プッシュ通知と Live Connect サービスまたはアプリ内販売を行う場合に入力します。今回は基本的なアプリ申請手順になるので、高度な機能は無い事を前提とします。なので、何もない場合はそのまま保存ボタンを押せばOKです。

手順11:「年齢区分と評価証明書」の入力

Windows ストアでは、年齢区分を使うことで、顧客がニーズに合ったアプリを見つけやすくします。 ここでアプリの対象ユーザーに対応する年齢区分を選びます。 基本的には推奨になっている「12歳以上対象」にしておけば大丈夫です。アプリの対象が明らかに子供の場合は年齢区分は3以上または7才以上に設定します。ただし、子供対象にすると相応の審査基準が追加されるようなので注意してください。また、18歳以上を設定するとストアの一覧に出ない等、色々とありますので企画やアプリのターゲットがある場合でもそれを馬鹿正直に入力すると問題になるので注意しましょう。

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評価証明書はゲームアプリの場合に必要なようです。自分はゲームアプリ申請したことないのでよくわかりません。

手順12:「暗号化」の入力

アプリ内で暗号化が行われている場合にはその内容を記載します。何もしていなければ「いいえ」を選択するだけでOKです。

手順13:パッケージのアップロード

アプリ認証キットを使って認証されたパッケージファイルをUPします。パッケージファイルは申請対象アプリフォルダの[AppPackage]に「アプリ名_1.0.0.X_AnyCPU.appxupload」といった具合に入っているのでこれをUPします。

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手順14:「説明」の入力

ストアで表示される各項目の入力やスクリーンショットの設定をします。説明は好きに記載すればOKです。スクリーンショットは申請対象となるアプリの画面を最低1枚は載せなくてはなりません。各画像に対する簡単な説明も書かないと完了できないのでお気を付け下さい。問い合わせ先についてはユーザからの問い合わせの受け口になるので、申請アカウントのメールアドレス書いておけば大丈夫です。

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各項目にちゃんと説明書きされてるし、ミスるとエラー出るのでそれに従えば大丈夫です。

手順15:「審査担当者へのコメント」の入力

いよいよ最後の手順ですが、実はここの記載がいちばんキモです。ストアアプリはiOSアプリのように審査担当者が申請内容とアプリの最終テストをします。アプリの操作方法も全然知らず、しかも価値観も違う人が見るので色々と齟齬が発生します。なのでコメントとして「こういう観点で使うアプリである」とか「この機能はこうやってテストする」といったコメントをわかりやすく記載しましょう。記載は日本語で大丈夫です(リジェクトコメントは英語で返ってきますが)。

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コメントが申請の合否を左右する事も多いそうです。ちなみに審査が通らなくてリジェクトされた際にここのコメントで「いやいやそうじゃなくて」みたいなコメントをちゃんと書けば修正しなくても通る事もあります。

手順16:提出

以上の手順をすべて行い、心の準備ができたら「認定を受けるために提出する」ボタンをおしましょう。あとは数日待てばもれなく審査結果が届きます。

 

番外:リジェクトへの心構え

最初のうちはリジェクトがたくさん来る事でしょう。「お客様のアプリを認定できませんでした」というメールを見るたびに嫌気が指しますが、不可理由を見ながら根気よく修正したり、審査対象者へのコメントをすれば必ず通る日が来るので否定されても心を折らずにがんばりましょう。