【10分で出来る】Windowsストアアプリを開発環境以外で動かす(デバッグする)方法
今日はアプリを作成する際に開発環境以外の実機でアプリを動かす(インストール)する手段について書きます。
開発環境であるVisualStudioでのアプリ起動は開発者は当然のように自分の開発用PCで動かせますが、例えばクライアントや、Windows8端末はあるけれどVSは入っていない人の端末で動かすにはどうするか、という事です。
最近話題のSurfaceもRT端末なので開発環境を入れる事は出来ないので、ふつうに公開前のアプリを動かす事は出来ません。自分もAndrroidやiPhoneみたいにとりあえず有線で接続すりゃあ動くだろう、と思っていましたがUSB突っ込んだだけではSurfaceは沈黙状態でした。
では、どうするかというと、ちゃんとリモートでアプリを入れられる仕組み(Remote ToolsFor VisualStudio2012)が用意されています。セットアップも難しくないので、10分もかからずに入れる事が出来ます。
1.動かしたい端末にRemote ToolsFor VisualStudio2012をインストール
■ダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/visualstudio/jpn/downloads
Windows8Proの人はX86またはX64を、Surfaceを含むRT端末の人はARMを選択して下さい。(違うCPUアーキテクチャ選択してもexe実行できないのですぐ分かります)
2.スタート画面から「Remote Debugger」を起動
3.VisualStudioにて実行対象を「リモートコンピューター」に設定
RemoteDebuggerで表示された対象機器の名前を設定してください。
リモート対象の端末のログインIDとPASSを求められますので、入力。
※セキュリティの厳しい会社等では他人にログインアカウント教えるとかご法度だと思うので、リモートを行う前にちゃんと説明しましょう。
実行をすれば無事アプリが開発環境以外でも動くようになります。Surfaceでのデバッグや、ハードウェア依存でNFCついてないPCだったりする場合に使えると思います。
一度入れたアプリは基本的には端末内に残るので再度動かす事は可能ですが、入れ直したいときは既にリモート対象端末に入っているアプリをアンインストールしないと新しいの入れられないのでご注意下さい。
自分は特にひっかからずにスムーズにリモートインストール出来ましたが、何かあったら公式ページをご覧ください。
■公式ページ
リモート コンピューターでの Windows ストア アプリの実行
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh441469.aspx