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Windows 8 Developers

Windowsストアアプリ開発とかその他もろもろのブログ。

※参加自由なWindows8開発コミュニティをFacebookグループでやってます。
https://www.facebook.com/groups/win8.developers/

その他、技術情報リンク集を下記にまとめています。
http://windows8-developers.hatenablog.com/entry/2013/02/20/155410


TizenとかFirefoxOSとかUbuntuとか「第三極モバイルOS」と呼ばれるものを調べてみた

「Webプラットフォーム勉強会」という所でプレゼンさせてもらいました。

講演内容は第三極モバイルOSの基礎情報とかだったのですが、実は何も知らないとこからスタートした訳ですが、ちゃんと調べると色々勘違いがあったなぁと思ったので資料と合わせてここに書いて行きたいと思います。

※注:2013/5/末時点での情報なのでまた変わる可能性もあります

 

そもそも第3極モバイルOSって何?

いわゆるTizen、FIrefoxOS、Ubuntu Touch、SailfishOSあたりのモバイル端末として載せるのを目的に作られたOSを指しています。WindowsPhoneやタブレットもカウントするならばWindows 8も入れる事が出来ますが、今回の主旨とは違うのであまり紹介していません。

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一般のメディアとかだとこのモバイルOS達は

Android,iOSに変わる新しいモバイルOS」とか「HTML5でアプリが作れる」とかそういった部分が囁かれていますが、それだけだと本質の説明にはなってないと思います。あんまり細かくなってもいけないので本当にざっくりした所だけ解説します。

 

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世の中がけっこう誤解しているのは「Samsung=Tizen」という図式と「Tizenアプリ=HTML5」という所。どっちも説明としては正確ではないのでご注意を。

 

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声を大にして言いたいのは「FirefoxOSはNativeアプリは無い」という所。その為にアーキテクチャーも自前で全部用意してAPIも必要な数を揃えている訳です。

あと、「途上国向け、ローエンド端末向け」と言われています。Androidを動かす為にはそれなりに端末スペックが高くないといけませんが、FirefoxはWebベースで動く事を前提にしていてNativeかまない為に低いスペックの端末でも動作する事が出来ます。だからローエンド向け、と言われている訳です。

ただ、ディストリビュートしている日本のKDDIや韓国はハイエンド端末が既に普及している為、ローエンド市場としては当てはまらないと思います。では何故、KDDIが手を挙げているのかと言えば恐らく今現在のスマートフォンの固定料金の高さへの対策ではないかと思います。いまは老人でも子供でもスマートフォンを使えるようにしていますが、昔みたいに月額980円みたいな事は出来なくなっています。端末料金を下げて、そういったユーザ層を「ローエンド端末」と位置づけて売るのかもしれません。

 

なので、TizenとFirefoxOSを同じ位置付けとして見るのも見少々違うかなぁと思ったりもします。

 

次にUbuntuTouch

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Ubuntuはそもそも今やっているビジネスがあります。そこから水平展開出来るのが目的になるかと思いますが、そもそも一般コンシューマがUbuntuを入れている事も少ないので、デスクトップからモバイルまで一貫したプラットフォームという考えは正しいけれど日本で成功するのは難しいのかなぁと思っています。

HTML5でアプリ開発も出来ますが、結局の所、HTML5の標準化が進むまで第3極OSとかAndroid/iOSとの互換性も期待出来ないので 一緒くたにしちゃいけないとも思います。

 

そもそもフリック操作とかアプリバックグラウンド時の挙動とか独自になるのでその辺りを共通化させる事は出来ないんじゃないかなーとも思います。

ちなみに一部で話題になっているSailfishOSは今の情報だと期待薄なのでココでは言及しません。

 

結果的にこれら第三極が今後どうなるのかは後編で書きたいと思います。

ちなみに全体のスライドはこちらです。

 

つづく。