【要約】Build2013(Day1)の内容をざっくりまとめてみた
マイクロソフトの開発者イベントBuild2013が始まりました!今年はどんなニュースが出てきたのでしょうか。夜中に寝落ちしながら中継みてて各プロダクト詳細もまだ見れていないのですが、とりあえずday1の発表内容をざっとまとめてみました。
1.Windows 8.1Previewリリース
昨年のWindows8発表から1年で次バージョンコードネームWIndows Blueこと、8.1が発表されました。
プレリリース版なので正式リリースは後になりますがWIndows 8だけじゃなくてISOイメージからのインストールでXPや7からもインストール出来るとの事です。
個人的には3Dプリンタとの連動が標準装備になって、Surfaceからモデルデータ送信する場面は結構衝撃的でした。普段使いとしてはFacebookとFlipboardの公式アプリも出たのでそっちも結構気になります。
■Preview版公式ページ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/preview
■関連記事
engadget: http://japanese.engadget.com/2013/06/26/windows-8-1-faq/
IT media: http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1306/27/news041.html
2.新型KINECT公開
新型センサーとその開発プログラムへの参加ページが公開されました。
開発プログラムは参加費399$で新センサー、SDK、ファームウェアが入手出来るそうです。参加枠が限られているのでかなり応募殺到するのではと思っています。
SDKの公開は9月予定でHTML5/JavaScriptによるデスクトップアプリ開発、「Kinect Fusion」でのカラーデータの取り込みなどが可能になるとの事。
■開発プログラム参加ページ(公式)
http://www.microsoft.com/en-us/kinectforwindowsdev/newdevkit.aspx
■関連記事
アイティメディア: http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1306/27/news043.html
3. Visual Studio2013
プロダクトが出るならば開発環境も出るでしょう、という事で当然ながら公開されましたVS2013。
細かい部分まで見れていないのですが、C#で非同期プログラムのデバッグとかFPS計測とかXAMLのUIテストサポートとかある見たいです。JSも同様に非同期デバッグとようやくBlendが改善されたとか。アプリの電力消費量もモニター出来るらしい。
■関連記事
MSDN公式ブログ(英語):http://blogs.msdn.com/b/somasegar/archive/2013/06/26/visual-studio-2013-preview.aspx
窓の社: http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20130627_605412.html
4. IE11プレビュー版
加速するブラウザ戦国時代の中で一時期は完全に度外視されたIEも徐々に追い上げを見せていて最近はアップデートが楽しみです。そんな中で発表されたIE11の変更点は
・WebGLのサポート
・MPEG DASHのサポート
・SPDYのサポート
が、メインです。個人的にはアプリの幅が広がるのでWebGL対応はアツいです。しばらくは使い物にはならないとしても、いよいよ次世代ブラウザとして追い上げてきてますね。ただ、いつからアップデート出来るのかはちょっと把握出来ていません。
■関連記事
Pubkickey: http://www.publickey1.jp/blog/13/visual_studio_2013build_2013day1.html
INTERNET Watch: http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130627_605421.html
5.Bingプラットフォームの発表
Bing Maps などのAPIを公開して外部の開発者が Bing の機能をアプリに組み込めるようにしていますが、Bing Platform for developers はこれを音声や画像認識、株価や交通といったリアルタイムの実世界情報など、Bingのクラウド基盤を活用したさまざまな機能にまで拡大するとの事。
例えばこんなAPIが使えるらしいです。
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・Bing OCR (画像中の文字認識)
・Bing Translator (翻訳)
・Bing TTS API (テキスト読み上げ。日本語も対応)
・Bing Speech Control (音声認識。アプリを声で操作など)
・Bing Entity API (人物や地名など、さまざまな「Entity」の情報とお互いの関係性を問い合わせ。Google のナレッジグラフに相当)
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個人的にはBingのセンス、嫌いじゃないので楽しみです。こういうプラットフォームが整備されると開発する側も幅が広がるので良いですね。
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engadget : http://japanese.engadget.com/2013/06/26/bing-ocr/
なにぶん情報が一気に出てきているので漏れているかもしれませんが。今把握している限りのDay1のまとめでした。2日目はAzureかなー、と思ってます。
来年は現地に行きたい。